FX人気は将来の不安を反映している!?
FXが人気であることは皆さんにもご理解いただけたと思います。パソコンやインターネットの普及。またそれに伴い、日本の超低金利政策などもFXに人気の火を灯した要因だと言えるでしょう。しかし、FX人気の秘密はそれだけではありません。パソコンの普及や低金利を凌ぐほど、「将来に対する不安」がFXに対する注目を増しているのではないでしょうか?
以前であれば、日本人には将来に対する不安はそれほどありませんでした。高度経済成長期からバブル時代にかけては就職に何の不安もありませんでしたし、年功序列で年を重ねるごとに昇給していった時代だったんですね。また、年金に対する不安も今ほど大きなものではなかったのです。ところが、バブル経済が崩壊したあと、猛烈な就職難が若い世代の人たちを襲いました。「就職の氷河期」と呼ばれていたのを今でも覚えています。さらに、競争社会が激化する中で、それまでの年功序列から「実力主義」に会社の体制を移行する企業も増え始め、安定した昇給にも不安が見え始めたのです。また、社会保険庁の年金のずさんな管理体制が明るみになってから国民の年金に対する不安は一気に爆発し、今の若い人たちは年金に何の期待もしていないのです。
このような将来に対する不安が増大すると、「自分の資産は自分で運用して育てる」という感覚が大きくなるものです。そのような状況に目を付けて、各FX業者は初心者にもやさしいプランを次々と打ち出したんですね。これも、今のFX人気を生み出した一つの要因だと考えられているのです。その証拠に、日本人の将来に対する不安とは無関係な外国人の皆さんは、そろって日本人のFX人気に驚いているのですから。ただし、人気だからといって始めるのは賢い選択とは言えません。FXが自分に見合った資産運用の方法だと思えるなら、その時に始めればいいのです。ブームに乗って不勉強のままで始めると、絶対に成功しないのが「投資の世界」なんですね。
FX取引はなぜここまで人気になったのか?
-超低金利政策-
FX取引がなぜ日本でこれほどまで人気なのか?このような疑問を持つ外国人が多いと聞きます。私の外国の友人たちも、日本のFX人気の過熱ぶりについて少々驚いていました。たしかに、日本のFX人気にはすごいものがあります。なぜこれほどまでに日本人がFX取引に熱中するのか、その秘密についても少し勉強してみましょう。
1990年、バブル経済の終焉を迎えた年です。この年、それまで高騰を続けていた土地価格を抑える目的もあり、政府は「総量規制」というとんでもない法律を可決しました。これにより銀行の不動産融資範囲が一気に狭まり、融資が困難になったことから一気に土地価格が下落したのです。これがいわゆる「バブル崩壊」というやつですね。さて、バブル経済が崩壊して「極寒の時代」を迎えることになった日本ですが、中小企業などの融資を円滑に行うために政府は「超低金利政策」を打ち出しました。現在でも日本の政策金利は約0.1%です。100万円を銀行に1年間預けても、得られる利息がわずか1000円という超低金利です。この超低金利こそ、FXの人気に火をつけた原因の一つと言えるんですね。
FX取引には「スワップポイント」というものがあり、2国間の金利の差を利益(損失)として受け取ることが出来ます。たとえば、ある国の金利が5%だったとしましょう。日本は0.1%ですから、その差(5%−0.1%=4.9%)の4.9%の金利が適応されることになります。つまり、2国間の金利差が大きければ大きいほど、取引をする人間にとっては有利になるということなのです。ここでもう一度、日本の金利を思い出してください。0.1%でしたね。この超低金利政策を打ち出しているからこそ、日本は「FX取引に向いている国」と言うことが出来るのです。ご理解いただけたでしょうか?超低金利政策も、日本のFX人気に火をつけた一つの原因だったんですね。
FXはなぜここまで人気になったのか?
FX取引が人気を集めていますが、その歴史について少しだけ勉強しておきましょう。FXは、世界の各国では以前から行われていましたが、日本では一部のライセンスを持った業者だけが出来る資産運用方法でした。しかし1990年代後半、外国為替を取り決めている「外為法」が改正されたこともあり、ライセンスを持っている業者であれば、一般の人たちにもそのサービスを提供しても良いことになったのです。これにより、FX取引は一気に日本に浸透していったのですが、そこにはまだいくつかの要因が関係しています。それが、パソコンとインターネットの普及なのです。
一般家庭にパソコンとインターネットが爆発的に普及した年代こそ、1990年代後半なんですね。FX取引は基本的にはパソコンを使用します。もちろん、業者とネットワークを結ぶ必要があるため、インターネット環境は欠かせません。FX取引が一般的にOKになったと同じころ、取引に必要なパソコンとインターネットの普及が行われていたのです。また、パソコンとインターネット環境が整っていれば、家庭にいながらにして取引が可能になることから、まずは主婦の皆さんにFX取引が浸透していきました。FXが今でも主婦の皆さんに人気なのにはそんな背景があったんですね。
また以前に、FX取引で得た利益を申告せず、何億円もの脱税をした主婦がワイドショーをにぎわせました。この事件をきっかけに、さらに主婦の皆さんのFXに対する注目が高まったように思います。ただしFXは投資ですので、くれずれも計画的に行うようにすることが大切なんですね。それに、一定以上の利益が出たならちゃんと申告するようにしておきましょう!
FX取引は始める前に…
FX取引は投資です。投資とは、利益を上げる人がいる分だけ損失を出す人がいるということです。つまり、投資信託のように「プロ」にお任せするなら何の問題もないのですが、自分の力でFX取引を行うならまずはしっかりとした「勉強」が必要です。FX取引の人気が上昇するとともに、あまり勉強もせずに取引を開始してしまう人がいますが、これは「自殺行為」と言っても過言ではありません。時々、新聞の経済ニュースなどに資産のほとんどをFXで失った主婦の話などが掲載されていますが、これはこの主婦が安易な準備でFXを始めてしまった証拠とも言えるでしょう。
FXの世界では、プロでも勝率が6割程度と言われています。どんなに取引に精通しているプロでさえ、この程度の勝率しか出せないのです。そんな厳しい世界に、特に勉強もしていない素人が参加したら… 結果は火を見るより秋からだと思いませんか?プロでも難しい世界に、素人が手ぶらで出かけて行くわけです。間違いなく「損をする人」に分類されることでしょう。
そこで、まずはネットの情報や本屋さんに売っているFX関連の書籍などでしっかりと勉強しておきましょう。せめて、FX取引の世界で頻出する専門用語や、売り買いのタイミングの見分け方程度は始める前に知っておきたいところです。また、セミナーなども定期的に開催されていますし、ネットセミナーであれば無料で受講できるサービスも存在しています。FXに興味を持って、取引を始めたい気持ちは十分に理解できますが、はやる気持ちを抑えつつ、まずはしっかりとした予備知識を身に付けておきましょう。さもないと、最後に泣くのはあなた自身なのですから。
FX取引とは?
FXという言葉、聞いたことはあるものの、具体的にどのようなものなのか、あるいは、興味はあるものの始めるキッカケがない方がたくさんおられると思います。FXを正式名称で言うと「外国為替証拠金取引」ということになりますが、その名の通り各国の外貨の取引によって利益を上げる資産運用方法なのです。とは言っても、この説明だけでは初心者の方には何の事だか分からないと思います。そこで、「いまさら人には聞けないFX」と題して、まずはFXそのものについて勉強してみましょう。
FXを略さずに言うと「Foreign Exchange」ということになり、FXサービスを提供している証券会社等に「証拠金」を預けておいて、それを担保にして外貨の取引をする方法です。FX売買シグナルのように自分のお金で直接、外貨を購入したり売却するのではなく、あなたのお金を証券会社等に預けておいて、証券会社に外貨の売り買いの「命令」を出すという仕組みです。つまり、外貨の取引はするものの、実際の取引は証券会社が行っておることになります。あなたが行うのはあくまでも「命令」を下すだけです。その命令の結果、利益が出ればあなたの手元に還元され、損失が出れば預けておいた証拠金から差し引かれるという仕組みなんですね。外貨預金を「直接売買」に例えるなら、FX取引は外貨の「間接売買」と説明すれば分かりやすいでしょうか。
このFX取引、日本では外為法が1990年後半に改正されたこともあり、まだ歴史の浅い資産運用方法ですが、最近ではサラリーマンの副業や主婦の皆さんにも人気の高い投資となっているのです。証券会社等に問い合わせれば簡単に始めることも出来ますが、誰でも簡単に利益を出せる方法ではありませんので、まずはFXの色々なことについてじっくりと勉強することから始めておきましょう!